頭痛、イライラ、発汗、不眠。これって更年期の初期症状?

40代に入ると、風邪を引いたわけでもないのに、なんとなく体調が悪いと感じることが増えてきます。

単なる加齢による疲労なのか、それとも更年期障害なのか、悩むところではないでしょうか。

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そこで、更年期の初期によく見られる症状について、簡単にまとめましたので、体調不良に悩んでいる方は参考にしてください。

 

★気になる症状。これって更年期障害なの?

寝込むほどでもないし、風邪の時とも少し違う。

だけど具合が悪い状態が続いている、というような状態を「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といいます。

いわゆる、この不定愁訴が起こることが更年期の特徴です。

よくみられる症状としては、次のようなものが挙げられます。

 

  • 更年期の頭痛

頭痛には2種類あり、両側に痛みを感じる緊張型頭痛と、頭の片側が痛い片頭痛があります。

人によっては、起きているのも辛いほどの痛みを感じることがあります。

緊張型頭痛は肩こりやストレスからくることもありますが、片頭痛は女性ホルモンのバランスが乱れていることも原因の一つです。

女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまうことで見られる症状なので、閉経後には良くなる人が多いです。

 

  • 更年期のイライラ

生理の前後でイライラすることはよくあると思いますが、更年期になるとそのイライラが日常的になってしまう人もいます。

これも、女性ホルモンのせいです。

脳は「エストロゲンを出しなさい!」と体に命令を出すものの、卵巣の機能が低下しているので、思うようにホルモンを分泌できません。

命令がうまく通らないことから、イライラする症状が出てくるのです。

 

  • 更年期のホットフラッシュとスウェッティング

暑くもないのに、いきなり顔がほてるのも更年期の初期症状の1つで、「ホットフラッシュ」と呼ばれます。

また、大量の汗が出るのも「スウェッティング」と呼ばれる初期症状の1つです。

ホットフラッシュ、スウェッティングとも、更年期によく見られる初期症状です。

顔が熱くなったり、滝のように汗が出て止まらなくなったりすることもあります。
人前で起こると恥ずかしいと思い、出かけるのが嫌になってしまう人もいます。

 

  • 更年期の不眠

不眠の原因は様々あるものの、やはりホルモンバランスの乱れが大きな原因です。

イライラしたり、不安感から眠れなくなる人もいます。

ほてりや発汗が夜中に起こることによって、目が覚めてしまい、深く眠れないという人もいます。

 

★気になるときは自己判断しないで病院へ!

「これまで頭痛などなかったのに、頻繁に頭痛が起こる」とか「イライラして気持ちが落ち着かない」「眠れない」ということが続いている時には、自己判断をしないでまずは病院へ行きましょう。

どの診療科に行ったら良いか迷う時や、最初から婦人科に行くのがためらわれる場合には、まずは内科で大丈夫です。

年齢的に更年期障害が疑われますが、様々な不調が出てくる年齢でもあります。

もしかしたら更年期以外の病気が隠れている可能性もあるので、素人判断はしない方が良いでしょう。

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まずは内科で診てもらい、何も異常がなければ婦人科や更年期外来を受診してみるのも良いですね。